ソーシャルワークってなんだろう?~ちょっと真面目な話~
あまいろソーシャル・オフィスでは、社会福祉士をベースにしたソーシャルワーク支援に取り組んでいます。
ソーシャルワークというのは、馴染みのない方も多いかと思います。
福祉の支援理論の一つで基本は3つの技法に分かれています。
ケースワーク(個人に対しての取り組み)
グループワーク(組織やグループへの取り組み)
コミュニティワーク(地域などの広い範囲への取り組み)
個人から地域まで活動範囲は広いですが、どういった目的で活動するのかと言いますと少し難しいですが下記のような言い方になります。
定義
ソーシャルワーク専門職は、人間の福利(ウエルビーング)の増進を目指して、社会の変革を進め、人間関係における問題解決を図り、人びとのエンパワーメントと解放を促していく。ソーシャルワークは、人間の行動と社会システムに関する理論を利用して、人びとがその環境と相互に影響し合う接点に介入する。人権と社会正義の原理は、ソーシャルワークの拠り所とする基盤である
日本社会福祉士会 「グローバル定義」日本語訳より
ソーシャルワーク世界定義 | 日本社会福祉士会 (jacsw.or.jp)
グローバルといってますので、ソーシャルワークというのは世界で採用されている支援理論です。
さて、上の定義はこれまた少し難しいので梶原解釈で下記に記したいと思います。
【梶原解釈】
ソーシャルワークの専門職は、
人々の幸せ(福利)がより日々の生活の中で受け取れることを目指して
社会が良い方向へ変わっていけるように働きかけ、
人間関係の中で起こってしまう問題の解決に取り組み、
人々が持っている「強み」引き出したり、
「強み」を発揮できるように環境を整えていく。
ソーシャルワークは、
人間の行動と社会の仕組みを形つくる考え方(理論)を利用して、
人々が社会の様々なものとお互いに影響し合えるよう、
その繋がりに関わっていき、
支援という形で入っていきます。
そして、
人権と社会(世界)で正しいと考えられる道理が一番大切だと考えて活動します。
私の解釈はいかがでしょう?
専門職のみなさま、気になる点があればご意見くださいませ。
そして、あまいろソーシャル・オフィスでは困難な状況を回復させることが何よりも大切だと考えています。
人の幸せに決まった形があるわけではありません。
言うなれば、人の数だけ幸せの形があると考えています。
皆さんが思い描く幸せにどれだけ最短で近づけるか。
そこを常に意識して日々の活動に取り組んでいます。