18歳〜私の進路と好きなこと〜
18歳の子どもたちが高校を卒業する際、進学や就職など進路の選択は重要な節目となりますが、
その選択には多くの悩みが伴います。
「働くって不安、遊びたい、勉強したい、大学に行きたい、彼氏(彼女)が欲しい、それから。。。」
話はあちこちに飛びつつも、やりたいことがあるならまだいい方。
自分の将来に、具体的なイメージを持たない子も多くなりました。
進学を希望する子もいれば、就職を選ぶ子もおり、進路が決まらず迷っている子、さらには途中で学校を退学した子もいます。
私たちは、どのような状態であっても子どもたち一人ひとりに寄り添いながら、次のステップを踏み出す手助けをしています。
進学を目指す子に対しては、奨学金制度や支援金、アルバイトと勉強の両立についての情報提供が大きなサポートになります。
例えば、経済的な理由で進学を諦めかけていたAさんには、進学支援のための奨学金の申請をサポートしました。
最近では、各種団体が行っている支援金も増えてきています。
その結果、進学の夢を実現する道が開かれました。
一方で、就職を希望する子もいますが、まだ自分に合った職種が分からず
不安を抱えていることも少なくありません。
Bさんの場合、職業体験や職場見学を通じてさまざまな職業に触れる機会を提供しました。
そういった先方の企業へ同行したり、ご担当者と事前に打ち合わせすることもあります。
職場体験を重ねる中で、自分が興味を持つ分野を見つけ、自信をもって就職活動に取り組むようになりました。
また、進路が定まらず悩んでいる子や、退学経験のある子もいます。
Cさんは高校を中退し、次の一歩を見出せずにいましたが、個別の面談を通して
彼の悩みを深く理解し、ハローワークで扱う就職講座や職業訓練プログラムに参加する道を提案しました。
実際の訓練(受講)を通じて、自らのスキルを育て、前向きに将来を考えるきっかけを得ることができました。
こうしたサポートを通じて、私たちは子どもたちの可能性を引き出し、未来へとつながる選択肢を一緒に探し続けます。
一人では考えきれないことも、誰かが話を聞いてくれることで気づくことがあります。
特に学校を退学してしまった子どもさん達は相談先がなくなってしまいます。
どのような状況であっても、子ども達皆さんが「大人人生」の第一歩を踏み出せるように、
一人ひとりの個性や希望に応じた支援ができるよう、今後も柔軟にサポートを続けていきたいと思います。